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『第3回 ウミガメ会』を開催します!

私たち人間は、絶滅危惧種ウミガメのことをどれだけ知っているのでしょうか?

当団体は、会員とともにウミガメについて学び、その知られざる生態について考えていくオンラインイベント「ウミガメ会」を開催します。
恐竜の時代に起源をもつウミガメは、大陸移動、地磁気の逆転、そして繰り返す気候変動など、地球規模の環境変動をどのように乗り越えてきたのでしょうか。悠久の時を生きるウミガメの不思議について、皆さまと一緒に考えていきます。

開催概要

第3回「ウミガメ会」
[タイトル]ウミガメ学講座 ― ウミガメの不思議
[演  者]菅沼弘行(STEL理事長)
[開催日時]2025年6月7日(土)20:00~21:00(質疑応答の時間含む)
[場  所]オンライン(Zoom利用)

※本イベントは会員向けです。参加ご希望の方は、当日正午までの会員登録をお願いいたします。参加URL等の詳細をご案内いたします。
会員登録はこちら▷https://www.stel.or.jp/together/

ぜひこの機会に会員となり、ウミガメの謎を解明する旅へ一緒に踏み出しましょう!
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

講演内容

地上では恐竜が、水中では魚竜や首長竜が繁栄していた時代に、ウミガメの祖先は誕生しました。
そしてウミガメは、大陸移動や地磁気の逆転、繰り返す気候変動など、さまざまな地球規模の環境変動を乗り越えてきました。
これまでの研究により、ウミガメの生態の一部は明らかになりつつありますが、こうした地球規模の変化にどのように適応してきたのかについては、まだ十分に解明されていません。
ウミガメはどのような環境変動に適応し、それを乗り越えてきたのでしょうか。悠久の時を生きるウミガメの不思議について、皆さまと一緒に考えていきます。

演者プロフィール

菅沼 弘行(STEL理事長)
東京都海洋環境保全協会小笠原海洋センター館長、NPO法人エバーラスティング・ネイチャー会長等を経て、2024年STEL設立。日本ウミガメ協議会設立/副会長、国際ウミガメシンポジウム理事、IUCNウミガメ専門家グループ委員等を歴任。2019年、国際ウミガメ学会特別功労賞受賞。
著書:『ウミガメは100キロ沖で恋をする』(方丈社)ほか

「ウミガメ会」とは
ウミガメに関する話題を取り上げ、会員の皆さまと一緒にウミガメのことを考えていくイベントです。
これまでの開催概要▷https://www.stel.or.jp/works/umigamekai/

会員について
学生会員、一般会員、団体・法人会員があります。
会員は「ウミガメ会」のアーカイブ視聴ができ、コミュニティサイトで最新の情報や研究の話題などが得られます。
詳細はこちら▷https://www.stel.or.jp/together/


絶滅危惧種ウミガメと「ウミガメ学」

・絶滅の危機にあるウミガメ
世界のウミガメは絶滅の危機に瀕しています。
世界中で多くの保護活動が行われていますが、必ずしも結果は伴わず、むしろ生息数が減少している場合もあります。
かつて日本の海でよく見られたアカウミガメも例外ではありません。彼らは北太平洋で唯一、日本の海岸だけで産卵しますが、近年その数は激減しています。

・ウミガメの未来と「ウミガメ学」
こうした現状を前に、STELは、国内外の研究者や団体、個人の方々とともに、ウミガメの生態を多様な視点から科学的に解明・体系化する「ウミガメ学」の構築を目指しています。そして、このような活動を通して、ウミガメを絶滅の危機から未来へとつないでいきます。